2024年7月18日に、宮城県立支援学校 岩沼高等学園 川崎キャンパスにてコーヒーの授業をさせていただきました。
コーヒーという飲み物が、どのような過程を得て消費者に渡っているかを学んでいただきました。
座学とコーヒーの淹れ方と魅力、小売店で販売されている商品を知っていただきました。
小売店で販売されている商品として、コンビニの入り口に売っている挽きたてコーヒー、缶コーヒー、ペットボトルのコーヒー、豆、粉、ドリップバッグなどがあります。
その中で、コーヒーの原料である生豆からドリップバッグになるまでの工程を座学学んでいただきました。
座学では、コーヒーの産地はコーヒーベルトに集中しており栽培に適している気候であること、農家さんがコーヒーノキからコーヒーの実を収穫して乾燥、ハンドソーティング輸出していること、各国に輸出して商社を通して焙煎工場や焙煎店に卸されること、ハンドソーティングされて梱包して販売されることをお話しました。
実技授業では、生豆のハンドソーティング体験、コーヒー豆を手動ミルで挽いてハンドドリップ体験、ドリップバッグ制作体験をしていただきました。
生豆のハンドソーティングでは、皆さんが生豆を初めて見るなか、悪い豆を探すのに苦労していました。
早く正確に行うには、慣れの必要な作業ですが一生懸命取り組んでいただきました。
学校で焙煎はできないため、私が持参した中煎りと深煎りの豆を持っていきました。
初めての手動ミルでコーヒーを挽いてもらい、ハンドドリップしたもらいました。
中煎りと深煎りそれぞれハンドドリップしていただき、味の違いを感じてもらいました。
ドリップバッグ製作では、外袋の表面に各自手書きでデザインしていただきました。
挽いたコーヒーを、内袋に入れてシーリング、自分でデザインした外袋に入れてシーリングして、ドリップバッグを作ってもらいました。
これは、お土産としてお持ち帰りいただきました。
ご家庭で楽しんで飲んでいただけたと思います。
授業の様子
今回の授業の学びを生かして、学園祭でドリップバッグの販売会をすることとなりました。
ドリップバッグに使うコーヒーの生豆のハンドソーティング、外袋の表ラベルのデザイン、デザインしたラベルの外袋の貼り、裏面のラベル貼り、という作業をしていただき、学園祭で販売会をさせていただきます。
その他の作業である、生豆のハンドソーティングの再チェック、焙煎、焙煎後のハンドソーティング、挽いて充填、シーリングは喜多珈琲が責任をもって行いました。
学生さんが商品を作って、自分のデザインした商品を売るという貴重な体験になったと思います。
学園祭の様子